• 新井 千鶴

藤井二冠の強さ

今は将棋界が盛り上がっています。

藤井聡太さんが最年少で二冠を獲得。八段に昇段。


ちなみに、私は将棋、全く分かりませんが、

内容が興味深かったので取り上げてみます。

 

藤井聡太さんの何がすごいか?

その強さの源泉は何なのでしょうか。



ひとつには、読みの量とスピードが他の棋士よりも上回っている。

加藤一二三九段や佐藤康光九段・日本将棋連盟会長はそう語っています。


「読み」とは、考え得る選択肢の中でどれが最善か、

何十手先まで予想して一つずつ仮説検証する作業だろうと思います。


読みの量が多いということは、

取り得る戦略の幅が広いということ。


戦略の幅の広さは強さになるんだなと。


スピードの速さも強さのひとつだそうです。


藤井二冠の「読み」のスピードの速さが、

読みの『量』を支えているらしい。



持ち時間がある将棋では、

時間管理が重要で決められた時間内でしか「読み」が許されません。



通常の棋士が時間の関係で検討しないような選択肢も、

藤井二冠は仮説検証しているのかもしれません。



他の棋士を上回る「読み」の結果として選択された一手は、

常識を覆す妙手と言われることもあり、

それはときに対戦相手を混乱させるそうです。


また、対局時の集中力にも強さがあると言われています。


通常、長時間の対局では相手の手番のときには頭を休め、

自分の手番に集中するのが普通ですが、

藤井二冠はずっと盤面に集中し、

それは相手の手番のときでも変わらない と。


反面、ご本人は「一つの読み筋を深く掘り下げすぎてしまう」ことが弱点と話されており、

それは奥深い将棋の世界ですべてを読むことは難しいという意味なのかもしれません。


その補完として、

「読みを切り上げて形勢判断に移る」ことの必要性も語っておられました。




☆ ★☆ ★☆ ★☆ ★☆ ★☆ ★


藤井二冠を天才という言葉でまとめることはとても簡単ですが、

なんだか藤井先生の幼少からの考える習慣みたいなものが、

そこにあるのかもしれないと素人ながらに勉強させていただきました。


将棋が大好きで、将棋のことばかりを考えていて、

将棋への情熱を持っていないと到底できないこと。


将棋の世界と自分とでは、到底住むレベルが違いすぎるけれど、

藤井先生の強さの部分は、

努力することで近づくことができるかもと思いました。


  • 多くを仮説検証した上で最善の一手を決める

  • 限られた時間内で実行するスピード

  • 集中するときは集中する!


どの世界でも共通するキーワードのような気がします。

 

9月22日からは次のタイトル、

王将戦への7人の棋士によるリーグ戦が始まりました。


初戦は惜しくも羽生善治九段に敗れましたが、

10月5日には豊島将之竜王との第二戦に臨む藤井二冠。


年度内に三冠を達成するのか、注目していきたいと思います。








参考:NHK教育「藤井聡太 脅威の強さ!~史上最年少タイトル獲得~」(2020.8.22放送)