- 新井 千鶴
パンデミックの影響、未来への期待
パンデミック後は世界が変わる、と言われます。
現在進行中のコロナ感染症拡大を見ているとそうなんだろうなとは思っていましたが、
過去もそうだったのか調べてみました。
朝日学情ナビの記事
『「コロナ後」の世界は?感染症の歴史から学ぼう』(2020.5.13付)」を読むと・・・
【ペスト】14世紀のパンデミック。
人口の3分の1が亡くなった欧州では、生や死に対する価値観が揺らぎ、封建社会崩壊の一因となった。
新たな学問や芸術がルネサンスを生み、教会の権威が失墜して宗教改革につながった。
農村では、労働力不足となった農民の勤労意欲を上げるために領主が農民に土地を貸し出すようになり、それが資本主義経済につながった。
ペストは「近代の陣痛」とも言われる。
【コレラ】1800年代以降、度々パンデミックが発生。
汚れた飲み水から流行したため、公衆衛生の重要性が高まり上下水道の整備が進んだ。
コレラは「衛生の母」とも言われる。
【スペイン風邪】1918~1920年のパンデミック。
第一次世界大戦の最中のパンデミックで各国軍隊で患者が続出したことが戦争終結を早める要因になった。
本当に世界が変わってきたことに驚きました。
私の想像を超えた内容でした。
パンデミックがなくても毎日少しずつ世の中は変わっているのでしょうが、パンデミックによる変化はその度合いが激しくて革命的です。
そして、元には戻らないというのもそのとおりと思います。
なぜなら、その変化はパンデミック後の疑いようもない常識となっているからです。
今回のコロナはパンデミックの最中であり、今後どのように収束していくのか分かりませんが、何事もなかったかのように静かに元の世界に戻ってほしいという気持ちもある一方で、いくつか元に戻らないであろう価値観の変化も見られます。
それらは、またこのブログでも調べて考えて書いてみたいと思いますが、昨日、日経平均株価は一時コロナ前の水準を回復したと日本経済新聞で読みました。
日本経済はコロナの影響で大きく傷付いており、実体経済の回復はまだ途上で、多くの方が明日への不安を抱える毎日ですが、株価には未来への期待が込められています。
実体経済の早期の回復に向けて、私のできる活動はとても小さいひとつに過ぎませんが、
貢献をひとつのミッションとしてがんばりたいと思います。
